桜へ愛情を注ぐおじいさんのお話。
テレビを見ていたら、日本全国の桜を集めて育てているおじいさんが紹介されていた。
「桜は育てるのが難しい。30年たたないと結果がわからない」
と、おじいさんは語る。そんなおじいさんが嫌いな桜がなんと「ソメイヨシノ」
育てやすく、すぐに花をつけるので全国の桜がソメイヨシノになってしまった。その地方、その地方で特色のある桜がたくさんあったのに、もったいない。と語っていた。
おじいさんはさらにいう。
「何百年もたった桜は、木の幹がしわしわになる。それでも花を咲かせる。それが姥桜(うばざくら)。」
ほぉー姥桜ってそういう意味だったのか。
「桜を見るときは、幹から上を見上げて欲しい。桜のつぼみは太陽を向いているが、花は自らを見てもらうために下を向く。」
桜への愛情が伝わってきて、とてもジーンときた。
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きょうのねこ
おおきくなったごまめさん