大手製造業の生産調整は一段落しそうです

【概要】

日産自動車は4月、国内3工場の稼働休止日を減らす。
- 高級車などを生産する栃木工場(栃木県上三川町)では3月に8日間設定した稼働休止日を、4月はゼロにする。
- 在庫調整が完了したと判断、前年比ではなお3割前後の減産になるが、徐々に通常操業に戻す。
- ただ、4月以降も生産ラインの速度を遅めるほか、1ラインは昼間のみの操業にし低水準の生産に抑える。
シャープはテレビ用液晶パネルの減産を緩和する。
- 亀山第２工場（三重県亀山市）の生産ラインの稼働率を、５割以下に引き下げていたが、５月の連休明け以降に８割程度に戻す。
- 在庫調整の一巡と中国での家電消費刺激策により、パネルの引き合いが増えているため。
- パネル需要を押し上げているのは中国の政策「家電下郷」。