山口県の母子殺害事件の差し戻し控訴審で、死刑判決が出た。この判決が出たあと、朝日新聞の記者が「死刑のハードルが下がった」旨の発言を行い、そのときの様子がインターネットの動画サイトなどにアップされている。

※個人名まで特定されており、やり過ぎ感を感じている

この発言の裏には「永山基準」といわれる、死刑判決を選択するかどうかを判断する際に求められる基準があるらしい。

  1. 犯罪の罪質
  2. 動機
  3. 犯行態様(特に殺害方法の執拗性)、残虐性
  4. 結果の重大性(被害者数)
  5. 遺族の感情
  6. 社会的影響
  7. 被告の年齢
  8. 前科
  9. 犯行後の情状

この基準は83年に最高裁によって示され、それ以降、死刑が確定したのは2件だけである。

朝日新聞の記者が「死刑判決のハードルが下がった」といったのは一つの見方としてそれほど非難されるような内容ではない。

個人的には死刑判決が出てものすごくスッキリしているが

また、今回の差し戻し審では、被告側の主張にも非難が集中した。主張の内容はここではふれないが、結果として情状酌量の余地が狭まったように思う。

情状酌量の余地の余地が狭まったことは当然のこと。

だけどどう考えても「主張すること自体を問題視」するのはやっぱり変だ。

でもそんなこんなで、結局司法は的確な判断を下した。司法は変わった。

コレはきっと、良いことに違いない。

今回の判決に関しての要約があります。読みやすいです。
光市母子殺害判決の要旨について
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080422/1208874662

判決文の内容に、今回の弁護活動について言及している部分へ意見を述べています。
裁判所「弁護団DQNなので死刑にします」
http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20080423/p1

死刑ということに対して、意見を述べています。この葛藤の部分はu2uniと近いかも、と感じました。
死刑と私、あるいは光市母子殺害事件について
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20080422#p4

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今日の猫写真
お腹を見せて、しっぽをぱたぱたさせながらu2uniを誘う先住猫2号